人が集まってるところに集まりたい!ネット集客で大事な要素はバンドワゴン効果

サイト設計・顧客心理

品川駅構内で長い列ができているんで、とりあえず並んでみたら行列の先は女子トイレだったなんてこともよくあるようです。(ないか…)

このように、人は本能的に人がたくさんいる所が気になってしまう生き物なのです。これをバンドワゴン効果といいます。

バンドワゴン効果の実例

パンケーキ店「Egg’s Things」

近所にも店舗があるのですが、本当にいつも行列です。この行列がある種の名物になって取材を受けたりもしてますね。この店にかぎらずパンケーキ屋さんはどこも行列ができますね。なんででしょうかね。

行列ができている時に店内を見てみたのですが、席はいくつか空いてました。入れないから行列ができているという部分もありますが、ある程度作り出しているのではないかなと思いました。

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「ドーナツの次はパンケーキ」次は何がくるんでしょうかね?粉物は粗利率も高いので、次も粉物スイーツでしょうかね。

マクドナルドのサクラ行列

「新商品を並んで買って食べるだけ」の短期アルバイトが登場、時給は1000円

クチコミ広告の落とし穴、マクドナルドのやらせ行列疑惑《広告サバイバル》

これは悪い例ですが、話題を作るためにアルバイトを雇って無理矢理行列を作った例です。これで売上がどうなったかは知りませんが、マスコミに取り上げられる好材料にはなったのは事実だと思います。

他にもいろいろ

事例はいくらでもあるので、ここで書くとキリがないのですが、子供がよく言う「みんな持ってるから買ってよ」は、バンドワゴン効果を利用した強かな訴えなのかもしれません。(実際に誰が持ってるか問いただすとそれほど皆が持っているわけではないようですし)

「全米でナンバーワン」もそうだし、ナンバーワンの客観的裏付けがとれないなら「全米が泣いた」でもいいのです。

webでもバンドワゴン効果は使われている

バンドワゴン効果はリアル店舗だけで使われるものではありません。
ネット上、特にソーシャルメディアでは人が集まっているように見せるのは有効です。私はこれを「盛り上がり感の演出」と呼んでます。

お客様の感想を多数掲載したり、有益な情報発信をしてソーシャルメディアでのフォロワー数を増やしたりと、web上で「人が集まってる感」をしっかりだすとお客さんの安心材料にもなるでしょう。

大事なことを説明しときますが「流行している」という事実より、「流行している事実が伝わること」が重要なのです。

当然のように悪用もされてます

バンドワゴン効果って、いつの時代でも効果のある方法なので、前述のマクドナルドの件もそうですが、悪用されるケースも多々あります。

飲食店情報サイトやFAQサイトでは、業者がステルスマーケティング(ステマ)を請け負ったり、ソーシャルメディアのフォロワー数は、何らかの操作された数だったりもします。

J-Paymentによるステマ請負

これは「ヤフー知恵袋で御社に都合がいい事書きますよ」ってサービスだそうです。資料が外部に漏れて大炎上しましたね。

この手のサービスは手を出さないほうがいいです。倫理的に云々ということもありますが、サービスを利用したことがバレたら大変なことになります。日本のインターネットは死体蹴りが大好きです。

Facebookページでファン数を簡単に増やすにはどうしたらよいか【ファンを買うのは無しで】

こちらは規約的にまったくホワイトな方法です。文中にもありますが実質的な効果はそれほど無いようです。しかも今のfacebookページは「どこの地域で”いいね!”が多いか」が誰でも見られますので、日本で営業しているお店で「ブラジル」や「インドネシア」が多いととても違和感がありますね。

上記のようにfacebook広告でFacebookページのファンを集めるのは全く問題ないのですが、たまに「ツイッターのフォロワー、10000フォロー1000円」みたいなスパムを見かけます。
これらはフォロワー数が上がっても、アカウント削除されたり、バレた時に大変恥ずかしい思いをするので、絶対にやめた方がいいです。

とにかく「ひとけ」を出しましょう

話をもとに戻します。
店舗に行列を作るのは難しいと思いますが、ホームページに「お客さんの声」を掲載するのはすぐにできると思います。それを見た人に「たくさんの人がやってるんだー」「みんなやってるんだー」と安心してもらうのが狙いです。
どんな人がどれくらい利用しているかを伝えて、お客さんに安心してもらいましょう。

最初に「人は本能的に人がたくさんいる所が気になってしまう生き物」と書きましたが、別の言い方をすれば「みんなと一緒だと安心する」ということですね。

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