当ブログでマーケティングについては【ブログを中心としたサイト作り】について書いてきました。今後、企業のホームページはブログなどの情報がてんこ盛りタイプでないとお客さんの欲求は満たせないと考えておりますが、情報が整理されたブログ以外の部分(いわゆる通常のホームページ)も重要です。
私自身がブログを始めたばかりなのでブログ中心の話が多かったのですが、仕事では主に企業様のブログ以外の部分を担当してます。ブログの書き方についてアドバイスはするものの、ゴーストライターはやりません。(中の人じゃないとリアリティのある話は書けないでしょう)
というわけで、ブログ部分じゃないwebサイト制作についても書いていこうと思います。
「タイトルや見出しが最重要」というのはサイト制作者やブロガーでは周知の事実ですが、今回はそのあたりについて。
インターネットは時速100kmの世界
私がwebマーケティングについて学んだのは主に前職在職中でした。そこで職場の後輩が言っていた言葉が印象に残ってます。
「インターネットは時速100kmの世界」
一般的にサイトに訪れた人は、3秒以内に「このページに私が探しているものはあるか?」を判断します。
これは高速道路を走行中に標識や電光掲示板の内容を判断するのに似ています。(高速道路走行中に3秒も看板を見ませんが)


上の2枚の写真、状況を詳しく丁寧に説明している掲示板と、大きく簡潔に表示してる掲示板、どちらがドライバーにとって有益か、わかりますよね?
時速100キロで移動する人に対しては、間違いなく後者です。前者では事故ります。
webサイトの判断基準もそれと同じです。サイトを見に来てくれてる方へいきなり、事細かに詳細を説明しても読んでくれません。人は文字の塊を避ける傾向があるようです。
そう「ホームページを読んでもらう」なんて思ってはダメです。ホームページはあくまで「見てもらう」。見て気になるところがあったら詳細を読んでもらう。
ホームページはそういうスタンスで作っていけば良いページになるのだと思います。
実際の高速道路運転中とは異なり、ホームページの場合、気になったら立ち止まってじっくり読んでもらえます。
改めて考えてみたのですが3秒ってけっこう長いですよね。主観になりますが、私は1秒以内に「あり・なし」を判断しているような気がします。
ということで、誠に勝手ながら今後は1秒ルールとします。
1秒ルール対応のページの必至条件
その1秒以内に”あり”と判断してもらうための必須条件は、ページを開いた瞬間にそのページに何が載っているか分かってもらえることです。

こんなページを時々見かけます。
ページを開いたら、PCの画面の半分以上はヘッダーで少しだけ、ポエムのようなキャッチコピーが見える状態。
これでは、そのページの下部をしっかり作りこんだとしても、1秒以内に「あなたの探してる情報はここに載ってるよ」という事実は伝わりませんので、帰ってしまいます。
なので、そのページの見出しはファーストビューで見える範囲内に具体的で簡潔に書きましょう。
場所を取り過ぎるヘッダーも考えものです。芸能人のブログでよく見かけるパターンですが、あれは芸能人というブランディングが確立された人達だからやっていいのであって、情報を求めている人に見せつけるものではありません。
ヘッダーはロゴとグローバルメニュー(全ページ共通のメニューバー)があればいいのではないでしょうか。