「情報商材なんてほぼ詐欺みたいなもの」は言い過ぎとのご指摘を頂きました。本記事は一部の悪徳業者の話ですが、そのあたりの説明が不十分でした。情報商材業界に限らず良い業者・悪い業者は存在します。消費者庁や国民生活センターにあるような悪徳業者に騙されないように見る目を養いましょう。
というわけで、本記事は”悪質な”業者の話です。
詐欺師の手法については、とても興味をもっています。
商品そのものが粗悪なのに売り方だけ工夫して、大金を稼ぐのですから、マーケティングやプロモーションはすごい力のいれようです。
もっとも、最近ネット上でよく見かける情報商材屋は、単なるスパマーであって知能犯的要素は皆無と思いますが。
だってあれって一般の人に対してテクニックを駆使し、洗脳するというレベルのものではなくて、たくさんの人にスパムメールを送って、その中から洗脳しやすい人を探す行為ですよね。
まあ、何はともあれ「胡散臭せぇーw」と思いながらもTwitterやfacebookなどで広告なんかがあったら、ネット芸人見たさに、ついクリックしてしまいます。
情報商材なんてほぼ詐欺みたいなものだと思っておりますが、作って売ってる人(インフォプレナーというらしい)が皆詐欺の加害者というのは乱暴すぎるようです。
こんなページを見たことありませんか?
去年まで超極貧生活を送っていたB氏がA氏を唸らせた!
B氏が瞬速で130万円を稼いだビジネスを無料で大公開します!
今すぐメールマガジンに登録を!!
こんなキャッチコピーがあったりするWEBデザインが雑誌裏の開運グッズ通販みたいなページを見たことありませんか?
こんなの見て誰がお金を出すんだろうか?と思った方、正常です。一般常識をお持ちの方ならまず購入しないと思います。
実際、ここではまだ販売はせずにメールマガジンの無料登録を勧誘するだけだったりします。つまり、メールアドレス収集用のページです。
で、そのメールマガジンで様々な情報商材の売り込みをしてきます。何度も何度も何度も。
ざっくり説明するとこんな流れです。
そんなスパムメールがきても、99%以上の人は購入しないでしょう。でも、何万人に1人くらいは買ってしまうらしいです。だから大量のスパムメールを出すのですね。
しかし、A氏は、そんな「何万分の1」に掛けたりしません。
もっと手堅いビジネスがあります。
無名人を有名人へ コラボレーション商法
それは、無名の人とコラボレーションしてあげて、その無名の人からプロデュース料などを取るというビジネスです。
プロデュース料がいくらか知りませんが、数十万円とか100万円とかするんでしょう。
コラボレーションの具体的な内容は、
- A氏のブランド利用料(虎の威を貸す)
- A氏がもっているメールアドレスで宣伝
- メルアド収集用のwebページ作成
といったところでしょうか?
さらにその他にも、その情報商材の宣伝でも成功報酬を取っています。
無名人だけが損をするオプトインアフィリエイト
そもそも、A氏とB氏が並んだ写真があるメルアド収集用のページへのリンクは誰がバラまいているのでしょうか?
前述のコラボ特典のハネイ様がもっているメールアドレスにも送るでしょう。
しかし、それだけではありません。他にも宣伝方法があります。しかも、A氏の利益になる方法が。
オプトインアフィリエイトって聞いたことありますか?
情報商材業者が発行するメールマガジンに登録させると300円〜1000円くらいの報酬がもらえるというものです。
Twitterをやっていて、ちょっと怪しいアカウントにフォロー返しをしたときには、こんなDMばかりきます。
仮にこのDM送信者を「アフィ夫くん」と呼びましょう。
アフィ夫くんは「無料でオトクな情報ゲットできるメルマガ登録してくれー」と登録を薦めてきます。
このオプトインアフィリエイト、例えば私がメールアドレスを登録したとします。そうするとアフィ夫くんは500円の報酬をゲットできます。
実はアフィ夫くんが嘘をついていて、私はお金を払わなくてはいけないという事はありません。本当に無料です。
アフィ夫くんをはじめオプトインアフィリエイターたちは、この500円があるので人の迷惑も顧みず、いたるところで宣伝しまくってます。
では、アフィ夫くんがゲットした500円はどこから来ているのか?
その源泉は、B氏です。
しかも、B氏が直接、アフィ夫くんに500円を支払うわけではなく、オプトインアフィリエイトを管理するシステム利用料も含めてA氏に支払います。
ブクブク太るA氏、吸い尽くされるB氏
一人だけブクブク太っていくの図 / パープルがアフィ夫くんです。
このように、A氏とB氏が2人がかりでタッグを組み、ページを見ている私たちを騙そうとしているだけではないのです。
ステークホルダーの中で一番しゃぶり尽くされているのは、B氏なのです。
まったく残念な人です。
僕らは仲間さ! そう言ってプロデュースするカモを誘うんでしょうね。
本記事のように情報商材批判をしているページは、たくさんあります。
「情報商材はどれも詐欺商品ばかりだ! でもこの商材だけは本物だ!」といったように情報商材を売ろうとする人もいらっしゃいます。
ということで、最後になりましたが私も実践した時に◯◯万円ほど稼げた、まったく金銭的リスク無しのオススメできるものをご紹介致します。もし、経済的にお困りの際には役にたつ情報だと思います。
こちらからは以上です。
ツイッターでの反応
当ページのオチを確認されていない方が勘違いしているのかわかりませんが、「コイツ(私)が詐欺師だ」なんておっしゃる方もいらっしゃるので、オチの反応を転載しておきます。
https://twitter.com/Isseki3/status/367814777713610753
当記事を書くきっかけをいただいた有名ブロガーさんです。
オチが効いてますね。詐欺師は誰なのか?w「カモにされる残念な人達 情報商材屋の儲けのカラクリ」 | Khamsin-note(カムシンノート) http://t.co/HxDVkyoMSm
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) August 15, 2013
一部上場企業、ファンコミュニケーションズの社長さんです。
オチでワロタw / “カモにされる残念な人達 情報商材屋の儲けのカラクリ | Khamsin-note(カムシンノート)” http://t.co/mSIrqoKTwA
— ロプロス (@ropross) August 15, 2013
SEOチェキなど様々なwebサービスを作っているすごい方です。