アラブの春でも使われた?革命の指南書がフリーでダウンロード可能

公開日:2013年9月3日 

アラブの春でも使われた?革命の指南書がフリーでダウンロード可能

テレビ東京未来世紀ジパングで革命輸出企業というなにやら胡散臭いものが取り上げられていた。放送後調べたら、革命マニュアルはフリーでダウンロードできました。


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昨日(9/2)放送されたテレビ東京の「未来世紀 ジパング」で【革命輸出企業】なるものが取り上げられていた。

番組公式サイト

「革命なんとか」とか「なんとか革命」と名乗るケースは多々あるが、その放送で登場した組織は本当に革命を輸出しているようです。
言うなれば、革命コンサルタントですね。

その組織の代表者は、スルジャ・ポポヴィッチという人物で、2000年にユーゴスラビア大統領スロボダン・ミロシェヴィッチに反対する活動を主導した青年運動団体オトポール!のリーダーだった人物です。

革命コンサルタントの業務内容

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Photo : OTPOR Sign NoviSad 2001

気になる業務内容ですが、この組織は革命を成功させる方法をコンサルティングしているようです。
番組中何度か自社の著書を指さして「すべてこの本に書いてある」と言ってました。
「あー、なるほど、この革命マニュアルを売って儲けてるわけだ」と日本の情報商材業者と同じようなものだと思いました。(後にそうではない事がわかりました)

番組では
・警官隊の対応方法
・革命のためのファッション
・ソーシャルメディアの使い方
などを指南していると紹介されていました。

クライアント

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情報発信以外にも直接コンサルティングもしているようです。「アラブの春」の関係者もここで数週間のレクチャーを受けたそうです。「革命塾」ですね。
本人談ではありませんが、コンサルフィーは3億円とも言われています。その他にもいくつかの革命に関与しているようです。

トルコの暴動に関しても関与しているのではないか(これが番組でのメイン題材)と質問してましたが、それは否定していました。

全体のテイストとしては革命輸出ビジネスで利益を得ているグレーな組織みたいな扱いでした。

番組の一部で取り上げられていただけですので、内容としましてはこんな感じでしたが、個人的に興味を持ったので、その後ちょっとだけ調べてみました。

革命コンサルタント組織 CANVAS

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ポポヴィッチさんが、現在運営している組織は、The Centre for Applied Nonviolent Action and Strategies 、通称「CANVAS」という非営利団体です。

CANVAS 公式サイト

非暴力闘争の戦略と戦術に関する知識を共有しましょうという理念を持った組織のようです。

この革命マニュアルは無料でダウンロード可能

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先ほど私が「これを売って儲けてるんだな」と思っていた著書はフリーでダウンロードできました。LIBRARYページの左上、タイトルは「A guide to effective nonviolent struggle」です。
英語、アラビア語、ペルシア語があります。

CANVAS-Core-Curriculum-web.pdf(英語)

番組でチラッと見たページもありましたが、内容は(グーグル翻訳によると)全体的に概念的な話が多いようですね。

指南書の元はアメリカで作られた?

ネットで2000年以降に起こった非暴力の革命について調べていると、ジーン・シャープという名前をよく見かけました。

どこかで見たことあるなと思ったら、つい先程見たwikipediaでした。

オトポール!を主導した学生たちの一部には、ジーン・シャープによる非暴力行動に関する著作のセルビア語訳を、キャンペーンの理論上の基礎として用いた者もあった。

このように元の出処は、アメリカの学者の考えのようですね。
ジーン・シャープの「独裁体制から民主主義へ: 権力に対抗するための教科書」という本は日本でも出版されています。

革命輸出ビジネスというからには、もっとドロドロした闇のビジネスのようなものかと想像してたのですが、そうではないようです。

いろいろと穿った見方もできますが、陰謀論は飲みの席だけにしときます。


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