ホームページを業者に丸投げしてる方は要注意です。
最低でも下記のものは自分で所有・管理して使用権を渡す形をとりましょう。
この4つの預けっぱなしは良くない
1. ドメイン
以前【ブログがwebマーケティング上の資産になるたった1つの理由】でも書きましたが、ドメインは資産です。所有が業者になってませんか?
そうなってる場合、関係が良好なうちに移管してもらったほうがいいです。
自分でドメイン業者のアカウントを作って、現在の管理者からAuth code教えてもらい、その後、数クリック協力してもらえれば、移管手続きは完了です。
2. サーバーの管理画面のIDとパスワードとFTP情報
弊社が他社様より業務を引き継ぐ時に発生した事なのですが、引き継ぎが決定した後になって「制作を依頼した業者と連絡が取れなくてデータは渡せません」ということになったことがあります。(所有権はクライアント様にあるのは明確だったので、見える範囲でぶっこ抜きました)
そうならないためにも、できればサーバーは自分名義で契約した方がいいと思います。業者が使用してるサーバーの一部に間借りしてるなら、IDの共有は難しいかもしれません。最初に話をつけとくのがベターですね。
サーバーの契約ID(などの最上位の権限)があれば、FTP情報は意識しないでもいいかもしれません。
3. リスティング広告のマスターアカウント
運営の委託をやめる=アカウント閉鎖だともったいないです。できれば自分で開設したアカウントを共有したほうがいいです。
しかし、広告アカウントは代理店専用アカウントなどあったりするので、自分所有ができないこともあります。
4. グーグルのサービス(アナリティクスなど)のアカウント
たまにホームページ見てる時に、末尾が100に近い数字のアナリティクスタグを見かけます。明らかに制作業者さんの解析タグです。
これで何が困るかと言うと、管理をやめてもらった後です。せっかく貯めてきたアクセスの推移などのデータが無くなってしまいます。
グーグルのサービスは共有(ユーザーの追加)ができますので、自分のホームページで使うサービスは、自分所有のグーグルアカウントで作成し、業者さんに管理権限や閲覧権限を付ける方法がいいと思います。
最初に制作業者さんが発行した解析タグを使い続ける事ができる場合、データは常に業者さんに見られてます。解析タグの移管はできないので、早いうちから自分のグーグルアカウントで発行したタグを使っときましょう。
私もクライアントごとにしっかり分けて管理権限を与えてもらう形で管理しています。飛ぶ鳥跡を濁さずです。(まだ飛んだことないです)
リスクマネジメントってことです
よくよく考えて見れば、経営的にこれらを他社に預けっぱなしってありえない話のように思えます。
例えばドメインが無くなったら営業にどんな影響がありますか?サーバーのデータが無くなったら? 解析データが無くなったら?
影響の大小はありますが、どれも営業にプラスに働く経営資源であるので、自分で所有して当たり前なものばかりです。
途中、実体験も織り交ぜましたが、他にもいろいろ言えない事もありました。
以前勤めていた会社の上司に「何か始める時は、終わる時のこともセットで考えろ」と言われました。本記事の件もそんな感じです。
ぜひとも関係が良好なうちに済ませた方がいいと思います。