昔から考えていた「駐車場理論」について書こうと途中まで書いたところで、誰かが既に同じようなことを書いてるかもしれないと思い、ググってみた。
そしたらあった。
ブログじゃなくて日経ビジネスオンライン、しかもハーバード大学の総長の話でした。
有料記事なので駐車場理論について書かれているだろう2〜3ページ目は読めないのですが、はてなブックマークのコメントから推測すると、人生の考え方を駐車場で例えている部分は同じことのようです。
記事が書かれたのが今年の7月19日、私は数年も前から居酒屋等で持論を展開していたので、ブログでもう少し早く発表していれば、世界初の【駐車場理論提唱者】になれていたのに…
まあ、ここまでは冗談として、駐車場理論って名前は勝手に付けたものですが、同じ意味の専門用語はきっと大昔からあるんだろうと思います。それくらい単純な話です。
駐車場理論とは?
日経ビジネスの記事も読んでないので、この説明はあくまで私の駐車場理論についてです。
大型ショッピングモールの駐車場に入ってきた直後、上図のA地点は空きがあるのですが、ここに止めてしまうと長い距離を歩かなくてはなりません。買い物した後なんてさらに大変です。
なので、お店の入り口に近いB地点へ向かいます。
B地点に向かう途中でポツポツと空きがありましたが、できるだけ店の近くに停めたいので無視して進みます。
で、お店の入り口の近くのB地点に来ましたが、皆同じ事を考えるためか満車です。
次の狙いはD地点です。そこに向かう途中のC地点にもたくさん空きはありますが無視です。
D地点にきましたが、満車です。
もう後がありませんので、空きがあったらすぐに停めようと進みました。
E地点に止められれば良いのですが、はたして無事に駐車できるのでしょうか?
このように、あまり欲張ってお店の入り口付近に固執するとタイミング次第では駐車できなくなってしまうので、空きがあったらテキトーな所で停めてしまいましょう。
と言うのが、私の考える駐車場理論です。
別の言い方をするならば、「落とし所の最適化」とも言えます。
例えば、ビジネスの交渉で有利な条件で契約したいが、あまり欲張ると契約そのものがダメになってしまうから、そこそこのところでシェイクハンドしたり、ギャンブルで勝っているうちに降りたりといったようなことです。
ハーバード大学 総長の駐車場理論
ところが、前述の日経ビジネスの駐車場理論は若干違うようです。
目的地の手前で、容易に車が停められるからといって停めてはいけない。駐車のスペースはないかもしれないけれど、まず行きたい所まで行くこと。なければ戻ってくればいいのだから。早々と諦めるな、と。
K1ttenさんのコメント引用
なるほど、駐車場から出ることになっても、また戻ってきてB地点、D地点に駐車することを諦めるな。という事ですね。私も仕事上の目標など、ある程度短いスパンで何度も挑戦できることなら、何度でもトライしたいと思っております。
しかし時間は止まらない
しかし、時間は有限なので、そう何度もチャレンジできない事もあります。その最たる例が結婚だと思います。
頭に描いている理想のBさんやDさんを追うのもいいですが、時には落とし所をつけることも必要ではないでしょうか。
まだ自分はCD間にいると思っていたが、実はDE間まで来てしまっているのかも知れませんし、駐車場の出口にはこんな標識があるかも知れません。
右折禁止(正しくは指定方向外進行禁止)
こちらからは以上です。